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もうちょっとでこのテンプレートが似合う季節がやってきます。テンプレート変更サボってる間に1年が・・
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約1年ぶりの読書日記です。
読んでなかったわけではないのですが書くのを忘れていました。
読み捨てて友人に渡して忘れ去った本もあるのですが思いつくままに

まず
高田郁さんの“みをつくし料理帖”シリーズ
第4段 今朝の春
第5段 小夜しぐれ
第6段 心星ひとつ

半年に1回の発売が待ち遠しいです。
みをさん、仕事を取るか愛を貫くか、今後どうなるのでしょう?
一生懸命一途に健気に生きるみをさんのこれからが気になります。
まるで自分の身内のことのように一緒に悩んでしまいます。

そして高田郁さんのそれ以外の作品
出世花
銀二貫
どちらも健気な主人公が一生件名生きるところは
“みをつくし料理帖”と同じです。
どちらも主人公の強さ、回りの人々の暖かさが心に残ります。

それ以外の乱読
阪急電車 有川浩
映画は見そこねましたが、学生時代毎日通学で使っていた電車、駅の風景が目に浮かぶ小説です。
意外に、と言ったら失礼ですが思った以上に面白い小説でした。

かばん屋の相続 池井戸潤
どこかで聞いたような話ですが途中からはフィクション
銀行員であった作者から見えてくる人間の面白さが感じられます。

極北クレーマー 海堂尊
これもどっかで聞いたようなお話ですが
いろいろな描写がとてもリアルで楽しめました。
主人公は外科医で名前が“今中”
それだけでちょっとドキッとします。

2018年菊花病院・2018年地中海病院 神山純
医療崩壊が進みつつある日本の将来の医療制度がどうなっていくか?を描いたフィクションです。
アメリカ型?イギリス型?
医療制度の興味を持たれる方は是非ご一読ください。

聖職の碑 新田次郎
1913年に駒ヶ岳で起きた修学旅行登山での遭難事故が題材です。
一人の生徒の死亡から集団がパニックに陥っていく描写は凄まじく恐ろしい・・

あやまち 沢村凛
ありえない~と思わせながら最後まで一気に読ませてしまう筆力。
重いテーマを扱いながら読後感は悪くないです。

しずかな日々 椰子月美智子
小学5年生のある夏休みの物語で
爽やかで心に残る小説です。

西の魔女が死んだ 梨木香歩
中学1年の女の子がおばあちゃんと過ごしたなかで学んでいくことは・・
“しずかな日々”もそうですが
子供から大人になっていく間にいろいろなことを経験していろいろな感情が錯綜します。
そういう経験は遠い昔のことになってしまいましたが
思い出すきっかけになりました。

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書きたいと思いながらかなり日がたちました。

前回の読書日記後に読んだ本は

①僕のメジャースプーン 辻村深月
②食堂かたつむり 小川糸
③カシオペアの丘で 重松清
④塩の街 有川浩
⑤生かされて イマキュリー・イリバギザ 
⑥美しき凶器 東野圭吾
⑦ゆびさきの宇宙 生井久美子
⑧生きるって人とつながることだ! 福島智

久しぶりに心が震えるような本に出会いました。
⑤生かされて
ルワンダで100日間に100万人のツチ族が虐殺された事件は記憶に新しいですが
その当事者で
トイレに隠れて奇跡的に生き延びた女性の物語(実話)です。
この話は 怖かった、恐ろしかったの物語ではありません。
家族はすべて殺され これ以上ない過酷な状況の中にあって
彼女は希望を失わず前向きに生きてそして生き残りました。
人間てすごい。
そして人間って残虐。
この本に書かれていて心から恐ろしいと思ったのは
100万人のツチ族は軍隊によって虐殺されたのではなく
フツ族一般市民が槍、ナタ、ナイフで襲ったのです。
隣に住む普通の市民が突然殺しにやってくるのです。その恐怖!
その中をイマキュレーがどう生き抜いて そしてその後、殺人者に対してどう対応したのか。
必読です。
http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%80%82-PHP%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%90%E3%82%AE%E3%82%B6-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4569672574

この本の印象が強くてあとはかすみがちですが
⑦と⑧は以前Mちゃんから教えていただいた東大の祝辞で知った福島智氏関連。
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/b_message19_03_j.html#TOP
福島氏は盲ろう者(目も見えず耳も聞こえず)と言う困難を乗り越えて現在東大の教授として働いておられます。
これも感動的な本ですが、きれいごとだけではなく適応障害で苦しまれたことなど赤裸々に書かれています。

あと簡単に
①ちょっと不思議ですがまた読んでみたくなる小説です。
続編があるようなので読んでみたいと思っています。
②これも感動的。映画化されました。食べることについて考えさせられます。
③重いテーマを扱っています。
④途中で気が付きました。 意外に恋愛小説でした。
⑥定期的に東野作品は読みたくなります。



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この1ヶ月で読んだ本

走れ!T校バスケット部 松崎洋
告白 湊かなえ
ひとがた流し 北村薫
蒲公英草紙 恩田陸
中庭の出来事 恩田陸
エンドゲーム 恩田陸
隣の家の少女 ジャック・ケッチャム

まず
走れ!T校バスケット部 
題名からして買うのが恥ずかしくなるくらいのさわやか青春小説
もう一度青春を味わいたい方にお勧め
一気に若返ります(気持ちだけでも)
さわやかで前向きな気分になり心から楽しめる小説です。

次に打って変わってどろどろになる小説が
告白
2009年本屋大賞第1位で映画化され6月公開予定です。
途中でやめることができない筆力を感じさせます。
恐ろしい小説でした。

ひとがた流し
悲しく美しい小説です。
朝日新聞の連載小説だったそうです。
10代からの女友達3人の絆が美しく描かれています。
小説を最後まで読んでから
この作者が男性である事に気づきました。
(女性であると信じて最後まで読んでいました)
こういう小説を男性が書いたという事に驚きを感じました。

そして恩田陸の作品3冊
恩田陸といえば本屋大賞を受賞した夜のピクニックがまず頭に浮かびます。
またこの世界に至ってみようと購入しました。
この中で蒲公英草紙を最初に飲みました。
全く違うイメージで少しびっくりしました。
蒲公英草紙は非常に美しい世界が描かれています。
言葉もきれい。
描かれている世界もとても心にしみます。
とても感動したので続いて2冊読みましたが
一番良かったのは 蒲公英草紙でした。

そして
隣の家の少女
こんなに恐ろしい小説は読んだ事がありません。
途中から吐き気が襲ってきて気分が悪くめまいまでして来ました。
昨日寝る前に読んだのですが
寝つきが非常に悪く今朝もまだ気分不良が続いています。
心臓が弱い人は読まないでください
とただし書きがあるほどです。
読み終わってもっと恐ろしくなったのは
この小説が実話を元にしているという事を知ったことで
人間という動物は何よりも残虐な生物であると思ってしまいます。
ゾンビや幽霊よりはるかに人間が恐ろしい・・
ここで書いておいてなんですが
読まない方が良い小説です。
良い子の皆様はどうぞ真似しないでね。
多分、私も2度と読む事はないと思います。

今朝は気分不良なので
昨日買った
ウォーロックの音楽で気分直しをしています。





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井上ひさし氏について思い出すのは
まず
”ひょっこりひょうたん島”
面白かった小説
”モッキンポット氏の後始末”

そしてその数年後に読んだ西舘代志子さんの著書の中で語られていた
骨が折れ、鼓膜が破れ、皮膚が裂け、血まみれになるほどの信じられないようなDV
夫につく編集者は
”奥さん、すいませんが一発殴られてくれませんか”
などとんでもない発言をしている。
どう考えても傷害罪で逮捕されそうですが
西舘氏が訴えなかったので犯罪者にはならずにすみました。
でもやはり井上氏は犯罪者です。

人間ってほんとにわからない・・
不思議な生物です。


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本屋さんで何を買おうか考える
至福のひと時です。
じっくりと時間があってあれこれと手にとってはぱらっと読んで戻す。
そういう日もありますが
先日本屋に入った時は時間がなくて
当店ペストセラーと言うコーナーで買ったのがこの4冊
ブラフマンの埋葬 小川洋子
天国はまだ遠く 瀬尾まいこ
月光の夏 毛利恒之
錦繍 宮本輝

それ以外に読んだ本は
向日葵の咲かない夏 道尾秀介
臨床真理 柚月裕子
花散らしの雨 高田郁
想い雲 高田郁

”ブラフマンの埋葬”はちょっと不思議な小説です。
ブラフマンは何なのか?読み進めていくと頭の中でどんどん想像が膨れてきて
イメージができてきます。
ある意味小説の醍醐味かもしれません。
”天国はまだ遠く”
瀬尾まいこさんと言う作家はは ☆hachi☆さんのブログで知って読み始めましたが
とてもさわやかな読後感が楽しめます。
瀬尾まいこさんは丹後地方の全校生徒30人にも満たない小さな中学で教えておられた事があるそうで
その時の体験がこの本になっています。
田舎の生活は本当は甘いものではないとわかっていますが
やっぱりあこがれます。
”月光の夏”
私は知らなかったのですが映画化されたのですね。
あまりにも悲しい小説です。
特攻隊出撃前の10代の青年が グランドピアノを弾きに12kmを走ってやってくる。
そして月光を弾いて去って行く。
そしてその弾いた人を探していく過程で新たな事実が・・。
小説の中で紹介されている特攻隊員から家族に向けた手紙は涙なくては読めません。
覚悟してお読みください。
”錦繍”
”生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれへん。そんな大きな不思議なものをモーツアルトの易しい音楽が表現していうような気がしますの”
と言うせりふがでてくるのですが妙に心に響きました。

”向日葵の咲かない夏”
2009年に日本で一番売れた文庫 オリコン第1位
と言うキャッチが眼について思わず購入。
かなり気持ちの悪い小説です。
読後感はさわやかから程遠いです。
でも読むにつれて深みに入っていく感じで途中でやめることはできませんでした。
好き嫌いは大きく割れると思いますが
私はあまり好きではない方?でももう1冊くらい読んでしまいそうです。

”臨床真理”
臨床心理士の視点で書かれているミステリー
これも面白いのですが読後感はさわやかではなくちょっとつらいものがあります。

そして待望の
高田郁さんの”八朔の雪”の第2,3作である2冊
高田郁さんは宝塚生まれと言うのもうれしいです。
主人公の澪さんをはじめ周りの人の優しさ、人間の暖かさがぽかぽか伝わってきて
読後感はほのぼの心暖かくなりさわやかです。
料理レシピもまた充実してきました。
続編はいつ出るのでしょうか
早く読んでみたいです。


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