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前回レッスンから3週間余りとはいえ、金沢3日、北海道4日など家を空けることが多かったので万全ではない(いつものことだが)。
ショパンエチュード10-11から弾きました。音ははずしまくり前回指摘されたバランスの悪いところも良くなってない。こういうアルペジオ系の曲を弾くと自分の音が聴けていないことが良くわかります。バスの音を聞くとソプラノが立たず、両方何とかと思うと次は内声の解決があやしい。その音は第7音で下降導音、と言われても即座に理解できないのが悲しい。帰宅してゆっくりかぞえて ああなるほどって感じ。
あとはベートーベンのソナタ31番全楽章。暗譜がところどころ怪しいし、今日は仕事帰りで疲れてるので抑制なく のびのびがんがん弾いてしまいました。もっと内向的に、表現を内に向けてと言われる。
この曲の私のイメージ 1楽章:回想シーン(死期の近いことを知った人が昔を振り返る) 2楽章:驚きと怒り(よりによってどうして私がこんな目に!!) 3楽章:嘆きの歌1回目(ひたすら悲しい) フーガ:生への欲望はあるが死の受容が始まっている(キューブラーロス氏の死の受容最終段階) 精神的に高いところに登って行く。 嘆きの歌2回目:肉体的苦痛がさらに強くなる。呼吸苦も強く一息でしゃべれない状態。ひとたび死を受容したが肉体的苦痛のため嘆かないとおれない。 しかしそのとき天国の扉が開き魂は高みに登って行く。完全に苦しみから開放され歌い上げられるのは人間讃歌。
と言うようなイメージを持っていますが、今日は何にも考えずがんがん楽しんで弾いてしまいました。次回までにもう少しイメージに近づけるようがんばります。
以前習っていた先生に “忙しいのにそれくらい弾ければ十分じゃない”って内容の事をよく言われて傷ついたんですけど、“今の私も心のどこかにひそかにそう思ってた”ということにレッスンに行く度に気付きます。 時間ないからこれくらいしかできないって思ったらもう進歩できない。よくわかってるのにひそかに私の心の中に入り込み住み着くんですね。