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先日、2006年大学洋上セミナーのスタッフの忘年会があったのですが
その時に県庁の人より
大学洋上セミナーが2008年をもって廃止が決定と言う報告がありました。
大学洋上セミナーは1989年に始まり当初は毎年行われていましたが
1994年から2年に1回の開催となっていました。
http://www.hyogo-ip.or.jp/yojo/outline/index.html
兵庫県の大学生対象に豪華客船でオーストラリア、シンガポール、中国を旅する私たちが学生時代には考えられないような夢のような旅です。
しかし始まった当初は定員をあふれる申込者があったものの
昨年は2次募集をかけても定員割れする事態になっていました。
そして総事業費3億6636万円のうち半分を兵庫県が負担しています。
一部学生のために公費をつぎ込む事に対して
県議会でも頻繁にその是非が議論されていました。
赤字の兵庫県ですが国際的な人材養成のためということで
議会の突き上げを受けながらも今までこの事業を死守してきました。
確かに不公平感は否めません。
同じ20歳でもすでに働いていて税金を納めているものもいれば
親のお金で大学に行き、県から公費の補助を受けて1ヶ月旅する学生もいる。
そして船に乗っていた学生も
もちろん真剣に勉強して何かをつかみとって帰る者もいますが
夜遊びほうけて講義では爆睡しているやつもいます。
兵庫県の行財政改革のまとめが兵庫県のホームページに載っています。
http://web.pref.hyogo.jp/pa06/pa06_000000052.html
この中の関連資料 企画部会案のところをクリックすると新行革プランが読めます。その25ページに大学洋上セミナーの廃止決定が記されています。
理由についてですが、大学生の海外渡航が一般化しており国際性の涵養(さすが役所の文章、難しい漢字です)について概ね達成されつつあることなどが挙げられています。
私の素直な感想としては
廃止は当然と言えば当然でしょう。
ただ2回もこの船に乗った身としてはやはり少しさびしい気もします。
2回の30日に及ぶ旅でたくさんの友人もできました。
貴重な経験も、悲惨な経験もさせてもらいました。
学生さんもこの旅で学んだことをこれからの人生に生かしてくれればこれまで多額の兵庫県が行ってきた投資は無駄にはならないと思います。是非そうであることを祈ります(一納税者より)。