忍者ブログ
もうちょっとでこのテンプレートが似合う季節がやってきます。テンプレート変更サボってる間に1年が・・
HOME • Admin • Write • Comment
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

プラハ国立歌劇場の来日公演“椿姫”を聴きに行きました。
今日のチケットは友人が共済割引チケットを抽選で当ててくれたおかげで
6500円も割安でした(これは大きい)。
演出はアルノー・ベルナールで
解説によると “ヴィオレッタ=娼婦”が強調されており
幕開けから事が終わった後衣服を整える場から入りました。
第1幕のパリのサロン、有名な乾杯の歌が歌われる華やかな場面でも
男性はすべて黒タキシードはわかるとしても
女性もすべて黒のドレス
ピカピカアクセサリーもほとんど見られません。
唯一ヴィオレッタのドレスとアルフレードのズボンが白
まるでヴィオレッタのドレスは死装束で
パーティーに集まった客は
葬式に列席する会衆のようです。
そして舞台に唯一ある舞台装置はまた白のソファーのみ
そういう演出のせいなのか
第1幕からど~んと重いものが胸の上に乗せられているような気分になります。

ヴィオレッタ役はノラ・アンセレム
この椿姫は最初から最後まで出ずっぱり、歌いっぱなし
きらびやかな華やかさと喜び、悲しみのどん底の両面を表現できる声が求められます。
アンセレムの美しいソプラノで歌われる悲しい旋律が心に響きます。
でもこのオペラの中で私が一番好きな曲は
ジェルモンの歌う“プロヴァンスの海と陸”です。
そして不思議に耳について離れないのがジプシーの娘たちの歌。

イタリアオペラのあとはイタリアレストランへ
“アルフレードは結核をうつされなかったのか?” 
“音楽は素晴らしいけど筋書きにしたら1行にしかならない内容やね”
“椿姫ではなくて娼婦という和訳だったらどうなっていたか?”
とかたわいない話をしながらご馳走を頂きました。



拍手[0回]

PR
前に紹介した(6月26日のブログ)ゆうきちゃんが
カーネギーホールや国連で演奏する日が近づいてきました。
そして11月2日岐阜でNYに参加するメンバー全員の
壮行会をかねたお披露目コンサートがあります。
http://ipd-piano.sakura.ne.jp/news.html
残念ながら平日で聞きにいけません。
お近くの方でご都合のつく方はどうぞ!

拍手[0回]

今日は欠かさず走っていた神鍋マラソンの日
マラソン大会は多々あるけれど
この神鍋マラソンほど地元の人が一体になって応援してくれるところはありません。
まずゼッケンと一緒に
手書きの手紙が来ます。
それは小学生だったり、地元で働く人であったりするのですが、
コピーじゃなくて手書きですよ!
最初の年友人は感動してそれを書いてくれた小学生を真剣にさがそうとしていました。
走っている最中はいたるところに地元の人が暑いのに立って
“がんばれ~”と応援してくれます。
中にはどう考えても80過ぎたお年寄りの姿も
もうこれはがんばるしかないでしょ!
ゴールすると
かわいい幼稚園から小学校低学年くらいの女の子が
おつかれさまでした~
完走おめでとうございます~
とか言いながら観葉植物の苗を渡してくれます。
そして何よりうれしいのが
スイカ、ミニトマト、焼肉、鱒など食べ放題
といっても走った直後ですので肉は遠慮して
スイカ、トマトを食べまくります。
これがまたおいしいの何の!!
そしてレースのスタートは朝が早いので
前日から行って一泊します。
ペンションで焼肉を食べ、ビールを飲み、花火をして
翌日のレースに備えるというか 飲みすぎてめろめろになる人もいます。
あっ、マラソンのブログではありませんでした。

去年は船に乗っていて参加できず。
で、今年ですが先生のコンサートが・・。
朝一で走ってダッシュで帰ってきたら間に合うかな
とか模索しましたが
潔くあきらめました。

大阪駅で同級生1さんと待ち合わせ
大阪のややこしい地下鉄で向かいました。
少し前について同級生1さんが昼食まだというので
前の喫茶店に入りました。
そこでもう一人の友人とばったり。
彼女は早く来ていて会場も入れてくれたのですが
コーヒー飲みに出てきたとのことでした。
リハーサルされてたとのことで
もうちょっと早く来たら聴けたのにと少し残念でした。
コンサートは思ったより小さなホールでしたが
音が美しく響き幸せな時間を過ごせました。
今、レッスンしてもらっているショパンのノクターン13番は
特に興味深く聴きました。
レッスンで言われてたこととちゃうやん、と
突っ込みたくなる場所もありましたが
一流の音楽家はその日その日に新しい音楽、感じ方がある
とのことですからそれは当然のことでしょう。
きょうもいろいろな音が聴けました。
そしてそうそう、そういう音がほしい~と思う場所がいっぱい。
美しい音、柔らかい音、シャープに響く音、ずしんと来る音、きらきらした音、ふわっとした音、怒った音、優しい音などなど。
今日は遅く入ったせいで全く指が見えない場所だったので
特に音に集中できました。
レッスンが近くなってきました。
次のレッスンではショパンを最初に弾きたいと思います。

拍手[0回]


あっという間に気が付けば最終日
きょうは11時から待望のウィーンフィルの演奏会
最初はワーグナーのジークフリート牧歌
この曲はワーグナーが奥様のために(多分誕生日だったかな?)作曲した曲
朝、奥様がふと目覚めるとそこにはオーケストラの団員が彼女のためにこの曲を演奏していた!
なんて素敵なプレゼントでしょう。
そして奥様への愛情にあふれたこの曲のメロディーの美しいこと!
そして初めて聴く(正確にはオペラに次いで2回目)ウイーンフィルの音の美しかったこと!
次は
フレミングのソロで
R.シュトラウスの4つの最後の歌
これも美しい曲です。フレミングも静かに穏やかに、でもメロディーをなんて美しく歌うのでしょうか!
後半はウエーベルンの現代曲 打楽器の使い方が面白かったです。
そしてR.シュトラウスの死と変容
後半は初めて聴く曲ばかりでしたが思いのほか良かったです。

ウイーンフィルはもっと軽い音色を想像していましたが
思っていたより重厚な深みのある音でした。
ウイーンフィルの独特の音は「自分たちのスタイル」に強いこだわりを持っていたからといわれています。それは,
ウィーン音楽院出身の演奏家しか採用しない
女性演奏家は採用しない
使用する楽器はオーストリア製のものを貸与する
現在のメンバーによる直接の指導を受けた演奏家のみを採用する
といった基本的なルールにより守られています(ウイーンフィル世界の名曲解説より)。
何か日本の古典芸能の世界とちょっと似ているような・・。

コンサートの最後はクヴァストホフの歌曲です。
このコンサートはチケット取っていなかったのですが
Kさんのお勧めで急遽行くことにしました。
クヴァストホフはサリドマイド障害のため四肢の異常があり
身長も隣のピアニストの約半分くらいしかありません。
いすに腰掛けて歌います。
シューベルト歌曲
ムソルグスキー歌曲“死の舞踏と歌”
シューマン歌曲 リーダークライスなど
圧巻はムソルグスキーです。
歌詞を読む暇がなくてほとんど基礎知識なく聴きましたが
聴いているだけで悲しみが満ちてくるような歌というか語りかけでした。
歌の語源はうったう(訴える)という話を聞いたことがありますが
まさにうったう でした。
合間にドイツ語でお話されるのですが
軽く笑いを取っておられ人柄も温かく素晴らしい方とお見受けしました。
Kさんの話では
“エレベーターでボタンを押すこと以外のことは何でも自分でできる”
と常におっしゃっているようで
美しくよく響く声とともに心に深く残り
最後のコンサートにふさわしい内容でした。

拍手[0回]



写真は街中を走っている馬車です。
馬もかわいいしとっても絵になるし素敵なのですが
困ることもあります。
馬も生き物なので信号待ちの間に当然のことながら自然が呼ぶのです。
画像をよく見ていただくとそのあたりがしっとりと濡れているのがお分かりいただけると思います。

今日のコンサートはフィガロの結婚です。
毎年斬新な演出が賛否両論議論のあるところです。
オペラの舞台は豪華絢爛、夢の世界と言う期待を裏切り
服装も実にシンプルです。
フィガロも最初トレンチコートを着て登場です。
女性陣も黒っぽい地味なドレスで
その辺の声楽の発表会の方がよっぽど派手です。

今年も天使が登場し
いろいろな場面で絡んでいました。
もちろん演技だけでせりふは無しです。
笑えたのは伯爵はこの天使に肩車で乗っかられ絡まれつつ
しゃがんだ状態からよいしょと立ち上がりながらも
めげずにアリアを歌うのですが(さすがプロ!)
この時の拍手が一番多かったです。(力技、一本!)
この演出は笑いを取るため?
それとも必然性がある?
それを考えるためには
この天使についての解釈が必要なのですが
も一つわからなかったんですね。
最初の方は
時間や感情を支配するような形で出てきますが
もろに絡むようになり
そしてだんだん攻撃的になっていきます。
プログラムの配役表では
ケルビーノではなくケルビームとなっています。
そのへんがヒントなのかも?
そういえば服がケルビーノに似ていたような・・。
単にキューピッドかと思えるようなところもありですが。







拍手[0回]

Copyright ©  -- 音楽と山が好き --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by もずねこ
忍者ブログ  / Powered by [PR]