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もうちょっとでこのテンプレートが似合う季節がやってきます。テンプレート変更サボってる間に1年が・・
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何回かこのブログでも取り上げた事がありますが
私の友達にゆうきちゃんという女の子がいます。

左手の前腕が欠損して生まれたゆうきちゃんは
ハンディにもめげず 
第1回のピアノパラリンピック
一昨年のカーネギーホールと国連でのデモンストレーションコンサートに出演
そして今年は
第2回の国際障害者ピアノフェスティバル(バンクーバー)に出演予定です。

そのゆうきちゃんのお母様が書かれた本が出ました。
http://kilei.ocnk.net/product/8

まず御両親をはじめ周りの方の愛情の深さに感動します。
そしてゆうきちゃんという女の子がどう育ったかが良くわかります。
一言で言うと 優希ってすごい!と純粋に思います。
お母さんの書かれた文体は素直で心にすっと入ってきて感動を呼びます。

女の子というのは失礼かもしれません。
この4月から中学生になりました。
みんなの期待を裏切って(笑)
コーラス部に入らず剣道部に入部し今練習に励んでいるということです。
表紙の絵はゆうきちゃんが描いたものだそうです。
ほのぼのしてとてもいい感じ、この本のイメージにぴったりです。

皆様にも是非是非御一読をお勧めする本です。





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今年の芥川受賞作である
津村記久子さんの“ポトスライムの舟”を読みました。
文芸春秋には選者の選評が掲載されていて楽しみなのですが
まずほかの人の評論を読むより素直な頭で自分で読んで見ます。

“他の人の意見にとらわれてはいけない、まず自分の感性を大切にしなくては”
ということを常々感じでいます。
そのことは以前より感じていましたが特に強く意識し始めたのはあることがきっかけです。
高校のころ私は結構読書好きで、年間100冊以上は読破していました。
適当にあさるようにいろんな作家のものを乱読していたのですが
一冊も読んでいない作家がありました。
大江健三郎氏のものです。
なぜ読まなかったか?
高校時代の現代国語の教師が
授業のときにひどくけなして“言葉で遊んでいるだけ、読むに値しない”と酷評したのです。
私はその教師が嫌いでした。
それなのにその教師の言うことを鵜呑みにして
10代という感受性の強い時代に全く読まなかったんですね。
後にノーベル文学賞を受賞された後に読みはじめました。
その教師は自らの感性の鈍さをそういう形で露呈してしまったわけですが
間違った評価をしてしまったその教師より
その教師の言を鵜呑みにした私の方があほですね。
それ以来、人の話は人の話として距離を置いて
何より自分の感性を大切にしようとますます思うようになりました。

そして今日読んだ小説ですが
作者ご自身が受賞の言葉の中で述べておられるこの文章がこの小説のすべてと思われます。
“これからも、ポトスをいやいや育てるのだとか、ちまちま節約するだとか、自分がエネルギーを使いすぎているのではと不安になるだとか、信頼している人と喋りながらご飯を食べるなどといった、生きていることの細部を、どんな劇的な営為よりもかけがいのないものとして、読み手に方に届けることができるような小説を書いていきたいと思います”

主人公は29歳未婚、派遣で働く女性です。
29歳という微妙な年齢の心理をくどくならいようにさらっと書いてあって
特別重大なな出来事はないのですが最後までひきつけられ読んでしまいました。

ポトスライムというのは観葉植物で水さえやっておけばいくらでも増えるという。
主人公はこのポトスライムのことがあまり好きではないがすごいとは思っています。
ワーキングプアの主人公はこのポトスライムを食べることまで考えますが毒があって食べられないことがわかり
それでますます嫌いになったのではと思われます。
ポトスライムが何のシンボルか?どうして主人公がポトスライムを嫌いなのか?
は置いておいて
読後感は決して悪くなくさわやかな小説でした。
お勧めです。












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先週の土日も目いっぱい遊んでしまったし
今週は、色々と忙しくて平日はほとんど練習できず
そして
今日こそは早起きしようと思っても起きられず思い切り朝寝。
まあ参加することに意義があるといった感じでレッスンに行きました。
ため息は弾き終わったると
“弾きにくそうに聞える。むずかしい?”と
素直に“難しいです”と答えてしまいましたが
自分で録音を聞くとなるほど、思っていたよりかなりひどいです。
ハープっぽい(私の勝手な感じ)16部音符の伴奏がそろってないのが致命的です。
あとはやっぱりまだ弾くことに必死で(特に跳躍部)
歌がない。美しくない。
そしてこの段になって指使いを何箇所か直されて混乱しました。
(もうちょっと速い時期に言って欲しかった~~。この年になると脳にインプットされた指使いを変えることに時間がかかるのです)

次にサンサーンスのトッカータを本当に久しぶりに弾きました。
これのせいで左手を痛めた気がして
長い間練習を休んでいました。
その間に暗譜も抜けそうになり弾けたはずのところも弾けなくなっていました。
“雰囲気と運びはいい、弾けてないだけ”
とのコメントで
一から練習方法を教えていただきました。
これも先が長そうです。
“ショパンのエチュードも宿題でしたよね”と聞かれて
“それは確かサンサーンスが上がってからで・・” と。
確かに10-10を次にやろうと言うことになってましたが
いっぺんにできるわけないです。
テンペストの譜読みもまだだし、今日の2曲も長い道のりになりそうなので。
譜読みが速い人がうらやましいです。

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先日両親が入院していた病棟にお花を届けました。
携帯で撮った写真なので出来が悪いですがほんとはもっときれいです。
公立病院でお菓子は受け取っていただけずにお花にしました。
このアレンジを作ってくれたのは知人でフラワーアレンジメントを教えている方。
さすがです。
センスが良くとても気に入りました。
早速病棟に飾ってもらいましたが
喜んでいただけたと思います。

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私は西原理恵子氏のファンで彼女の漫画をかなり前から愛読しています。
http://www.toriatama.net/menu.htm
西原氏は漫画家ですがフリーライターとしても活躍され
著作では恨ミシュラン、鳥頭紀行などが有名です。
西原氏の結婚相手が鴨志田氏です。
タイの取材中に知り合ってそのまま結婚、2児に恵まれました。
鴨志田穣氏は最初は戦場カメラマンとして活動されていましたが
紛争地域の現実を目の当たりにして
極度のストレスより重症のアルコール依存症となりました。
西原氏は子供の記憶に壊れた父親像を残さないために離婚を決心。
鴨志田氏はその後 腎癌にも襲われましたが
癌より先にアルコール依存症を治療
人間として生きる方を優先しました。
そして無事家族のもとに帰られたのですが
もうすでに癌は手を施しようの無いほど進行していました。
今年の3月に亡くなられたのですが
その時のことを西原氏が“毎日母さん4巻”
に描いています。
涙無くては読めませんでした。
最後のページ
鴨志田氏は最後に
子供を傷つけずにすんだ。人として死ねることがうれしい。
と言ってた。
と記されています。
つらすぎます。

西原氏、鴨志田氏の共著
アジアパー伝は面白かったなぁ。最強のコンビだったのに本当に残念です。
ご冥福をお祈りします。

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